「永久保証」とあれば、今の料金がずっと続くように読めます。
ガス屋の窓口で先に分けたいのは、不当値上げに対応する料金監視と、変更から一年間の差額返金です。期間も、何をしてくれるかも同じではありません。
特に返金は、請求の翌々月までならいつでもよい、とは読み切れない。保証期間が満了したあとの申請も対象外です。自分はここを見落としたまま「保証があるから大丈夫」とは決めません。
永久の料金監視と一年の返金を同じ条件で比べる
同社経由でガス会社を変更する場合、料金監視は変更後ずっと、差額返金は変更から1年です。どちらも、業務用のCP価格連動の変動制料金は対象から除かれています。
| 確認する点 | 永久料金監視保証 | 一年間返金保証 |
|---|---|---|
| 期間 | 同社経由のガス会社変更後、永久 | 同社経由の供給会社変更から1年 |
| 値上げの区分 | ガス会社都合などの不当値上げ | 正当な理由の業界全体の値上げを含む |
| 公式が案内する対応 | 連絡を受けて値上げ防止の通告など | 案内料金との差額全額を銀行振込で返金 |
| こちらからすること | 値上げやその通知があれば窓口へ連絡 | 請求の翌々月まで、かつ保証満了前に申請 |
| 業務用CP価格連動の変動制 | 対象外 | 対象外 |
CP価格連動の契約を使う店舗は、「業務用にも対応する窓口だから、この保証も使える」とは考えない方がよいです。相談できる対象と、保証の対象は別に確認します。
永久に料金が変わらない約束ではなく、不当値上げへの対応についての案内です。
公式は、不当値上げを会社都合の値上げと、業界全体でも平均的な値上げ幅を上回るものとして説明しています。通告が聞き入れられなければ、別の会社を案内するという対応もあります。
個別の値上げが正当かどうかや、別会社へ変更できるかは、この比較表だけでは決まりません。
出典:一年間返金保証、永久料金監視保証、アフターサポート(確認日:2026-10-22)。
返金は「請求の翌々月」と「保証満了前」の両方を見る
変更から1年以内でも、値上げが生じた請求の翌々月を過ぎて申請すると対象外です。反対に、請求の翌々月がまだ来ていなくても、保証期間満了後の申請は対象外と書かれています。
たとえば、保証の満了が近い時期に値上げの請求が届いた場合。翌々月まで待ってよい、と自己判断すると、先に保証が終わってしまう可能性があります。
ここがいちばん気になるところです。締切を1つだけメモするなら、遅い方を書いてしまいかねない。
自分なら、契約変更日、値上げが生じた請求の月、窓口へ連絡した日を残します。そのうえで、満了が近ければ請求の翌々月を待たずに問い合わせます。
変更から一年になる日の扱いと、申請の受付日時は、満了前に窓口へ確認してください。
返金の条件を比べたもので、実際に返金を受けられたかを調べた記事ではありません。
出典:返金保証の期間・注意事項(確認日:2026-10-22)。
賃貸では、自分の部屋だけ切り替えられない
アパートやマンションの入居者は、保証の内容を比べる前に、一棟全体で変更できるかを確認します。公式FAQは、一世帯単位の変更はできないと案内しています。
賃貸の一棟変更には大家さんや管理会社の了承が必要で、入居者だけでは決められません。
持ち家の相談と同じつもりで申込を進めるより、まず管理する側へ相談できるかを確認した方が話が早いです。「保証が付く会社へ自分だけ替える」という前提では進めません。
出典:賃貸住宅のガス会社変更FAQ(確認日:2026-10-22)。
申込みの前に、新しいガス会社からも連絡が来る
公式の流れは、相談して条件を比べ、案内された新しいガス会社から料金・サービス・日程の説明を受けたうえで申込む形です。窓口への問い合わせと、供給契約の申込みは一度に同じこととして扱いません。
| 段階 | 確認しておきたいこと |
|---|---|
| 窓口へ相談 | 今の契約と料金、希望する条件を伝える |
| 提案された会社と比較 | 料金の内訳、保証対象となる契約かを確かめる |
| 新しいガス会社から連絡 | 会社名、料金、切替日程を照合してから申込む |
| 変更後 | 値上げの通知や請求を保管し、気になったら窓口へ連絡する |
通常は申込みから最短で中7日後、交換・調整の作業は約1時間という公式の案内があります。切替日程や工事時間は公式の目安で、個別の予約を保証するものではありません。
また、同社経由で変更したあとに別の会社へ替えた場合、永久料金監視保証は対象外になるとされています。もう一度替えるときも、保証がそのまま続くとは考えずに確認します。
出典:ガス会社変更の流れ、再切替と料金監視保証(確認日:2026-10-22)。
保証を選ぶなら、「永久」の一語よりも、自分の物件、契約種別、申請できる時期を先に照合する。業務用CP価格連動の契約や、部屋単位で替えたい賃貸の人は、その条件のまま保証付きの切替へ進まない。自分なら、そこを確認できてから候補の料金を比べます。





