たとえば、小学3年生と小学6年生のきょうだいでデキタスを検討しているとします。小学生コースには6学年分が入っている。それなら、ひとつ申し込めば二人で使える?

ここ、分けて考えたいです。学べる学年の数と、利用できる人の数は別。 全学年コースも、その名前だけで家族共有プランとは読めません。

自分なら、まず二人それぞれの契約を見込んで予算を出します。そのうえで「記録を別々に残せるか」「同じ時間に使えるか」を申込窓口へ確認する。小学生二人なら、通常月額の合計は7,920円です。料金だけで決める前に、誰の学習をどう残すかまで見ておきましょう。

全学年コースなら、兄弟で一つを共有できる?

小学生と中学生のきょうだいでも、全学年コース一つで二人が利用できるとは、今回確認した公式資料から判断できません。

公式の料金ページで示す範囲は、小学生コースが小学1〜6年、中学生コースが中学1〜3年、全学年コースが小学1〜中学3年です。これは教材の範囲の説明です(2026年10月18日確認)。

一方、登録画面の会員規約には個人学習を用途とする定めがあり、ライセンス適用範囲外の第三者に使用権を与えられないこと、会員にID等を発行することも書かれています。兄弟間の扱いを直接答える文言までは確認できませんでした。

なので、「全学年に入れば家族分をまとめられる」と予算を組むのは早い。さかのぼり学習のために広い範囲を選ぶ話と、もう一人が利用する話は、ここで切り分けます。

問い合わせるなら、学年を添えて「二人とも使う場合は、それぞれの名義・アカウントで申込みが必要ですか」と聞く。単に「兄弟で使えますか」より、知りたい条件が伝わります。

兄弟特典はポイント。月額から引かない

直販の通常料金で二人分を計算するなら、兄弟特典による月額値引きは差し引きません。

公式FAQにある兄弟・姉妹の特典は、申込者全員への、アバターや景品に使えるポイントです。ポイント数や申込時の指定方法は、このFAQの本文だけでは確定できません(2026年10月18日確認)。

特典あり! ただし、家計の支払額がその分下がる、という話ではないんですね。料金表に戻すときは、ポイントを現金のように引かずに計算します。

もうひとつ、窓口もそろえたいところ。イッツコムのFAQでは、イッツコムラーニング デキタスは複数契約が可能で、複数契約による割引はないと案内しています。これはイッツコム窓口の条件。直販のポイント特典や料金に、そのまま混ぜないでください。

二人分はいくら?学年の組み合わせで計算する

二人とも新規で個別に契約し、通常料金を払うと仮定すると、小学生二人の2課金月分は初期登録料込みで17,820円です。

公式料金は、小学生コース月額3,960円、中学生コース月額5,280円、全学年コース月額6,050円。初期登録料は990円で、いずれも税込です(2026年10月18日確認)。下の表は小学生には小学生コース、中学生には中学生コースを選び、各契約に初期登録料がかかる前提で計算しました。

二人の組み合わせ 通常月額の合計 2課金月+初期登録料 2課金月分の一人あたり平均 12課金月+初期登録料
小学生+小学生 7,920円 17,820円 8,910円 97,020円
小学生+中学生 9,240円 20,460円 10,230円 112,860円
中学生+中学生 10,560円 23,100円 11,550円 128,700円

計算式は (一人目の月額+二人目の月額)×課金月数+990円×2契約。公式値を入力し、編集部がプログラムで計算した試算です。初期登録料を二人分払う条件であり、実際の申込内容による請求額を保証するものではありません。表の「一人あたり」は二人分の合計を半分にした家計上の平均で、小学生と中学生それぞれの請求額ではありません。

2課金月を先に載せたのは、公式が初回の支払いを課金開始月から2か月分の合算と案内し、1か月だけの利用はできないとしているためです。「月額×2人」だけ見ていると、開始時に用意するお金を小さく見積もってしまいます。

12課金月の列は、コースと料金が途中で変わらない仮定。進級してコースを変える場合や、全学年コースを選ぶ場合は、使う月額を入れ替えてください。キャンペーン、通信費、振込手数料、端末の購入費は含めていません。

端末を買い足すなら、表の総額に、実際に選んだ端末の購入額を足す。すでにある端末を使えて追加購入がなければ、端末の追加費用は0円です。専用機器は不要ですが、手持ちの端末で動くかは料金とは別に確かめます。

1台を交代で使う?二人同時に使う?

同じ時間に学習させたい家庭は、契約だけでなく、二人分の端末と同時利用の条件も確認してから決めたいです。

たとえば、先ほどの小学3年生と小学6年生。帰宅後に一人ずつ学習するなら、家庭内の予定としては1台を交代で使う案が考えられます。二人とも夕食前に取り組むなら、その時間に二人が操作できる端末が要ります。

ここで「端末を共有する」と「アカウントを共有する」を一緒にしない。端末を交代で使うとしても、子どもごとのログインと記録の扱いは別に確認します。

家庭でやりたいこと 申込前に確認すること 確認後に決めること
1台を時間で分ける 子どもごとのログイン切替方法、前の利用者がログアウトしたかを確かめる方法 交代時間と、各自のアカウントの使い方
2台で同じ時間に学ぶ 別アカウントでの同時利用条件、各端末の動作 同時に使える端末を用意するか
二人の進み具合を別々に見たい 子ども別の学習履歴・正答状況を、どの画面で区別して見られるか 保護者が確認する記録と頻度

この表は家庭での確認手順の提案です。記録切替や同時ログインの仕様を、実機で検証した結果ではありません。公式FAQと会員規約の公開本文では、子ども別の記録切替と同時ログイン上限を確定できませんでした(2026年10月18日確認)。

勉強した記録があっても、誰が解いたのか分からなければ、次に何を復習するか決めにくい。自分なら、端末を一台増やすかより先に、ここを聞きます。

申し込む前に、二人それぞれの使い方まで見る

一つの料金で家族全員が使えることが必須なら、共有できるという明確な回答を得るまでは、デキタスをその条件で選ばない方がいいです。二人分の通常料金が予算を超える場合も、ポイント特典だけを理由に進めるのは避けたいところ。

確認する順は、二人の学年と必要なコース、契約の単位、記録の見分け方、同時利用、最後に初回の請求額です。問い合わせ先へ、二人の学年と「1台交代か、2台同時か」を添えて聞けば、家の条件に合う回答を求められます。

無料体験の登録画面では、申込みから5日間と案内されています。公式FAQによると、体験後に自動で有料にはなりません(2026年10月18日確認)。登録方法を窓口に確かめたうえで、実際に使う端末で試し、どの子の記録を見ているかまで確認しておくと、料金だけでは決まらなかった部分を詰められます。

「6学年入っているから二人で使えそう」で終わらせず、二人の名前で使うところまで考える。そこが決まってから、家計の合計額と並べて選びたいです。