オフィスの移転日が決まると、複合機も一緒に入れ替えたくなります。新しい事務所に、古い大きな機械をまた運ぶのか。うーん、と迷うところです。

ただ、先に新機種の月額だけを見ると、今の契約と移転準備が置き去りになります。事務所を出る日と、リースが終わる日は別。この二つを重ねてから、運ぶ・入れ替える・短期間だけ別の機械でつなぐ、の順に候補を絞ると話が整理できます。

移転先で使い続けられるなら、入れ替えを急がなくてよい

現在の契約を続けられ、移転先への搬入と保守も受けてもらえるなら、既存機を移す方法が候補です。反対に、新拠点で必要な機能や保守がそろわなければ、運搬費だけ比べても決められません。

選択肢 先に満たしたい条件 見積もりへ入れる費用 決める前に残す確認
既存機を移す 契約上の移設条件・搬入・保守継続が合う 移設、再設定、継続中のリース・保守 新住所で誰が保守を受けるか
移転に合わせて入れ替える 旧契約の終了方法と新機導入日が合う 旧契約の精算、返却、新機、新旧重複期間 旧機の搬出と新機の設定を同日にできるか
短期間のレンタルでつなぐ 終了予定と必要機能が決まっている 借りる期間の料金、搬入・搬出、必要な設定 本契約の機械が使える日まで延長できるか

これは、コピー機ドットコムの移転・導入案内とリース事業協会の契約解説を、移転時の選択へ組み直した確認表です。各社の個別見積もりを取得して順位を付けたものではありません。確認日:2026年10月25日。

移転の費用や作業日は、設置場所と契約内容を伝えて個別に見積もってもらってください。

コピー機ドットコムは移転や設置の手配、リース・レンタル・中古購入を案内しています。ただし、相談先があることだけで、今の契約を無条件で持ち出せるわけではありません。既存機を扱う販売店と、リース会社の契約を先に確かめたいです。

カレンダーに置くのは、移転日と契約満了日

ファイナンス・リースは、原則として期間中に解約できず、当事者が合意して途中で解約する場合も残リース料などを一括で払う契約です。リース事業協会の説明では、機器のリースと保守も別に考えます。契約の仕組みを確認した日:2026年10月25日。

残りの支払いと移設の承諾条件は、手元のリース契約書で確認してください。

まず、自社の予定表に次を置きます。

  • 旧事務所で最後に印刷・スキャン・FAXを使う日
  • 旧機を搬出できる日と、新事務所へ搬入できる日
  • 新事務所の回線・電源を使える日
  • 現在のリース満了日と、終了や再リースの連絡期限
  • 新事務所で最初に業務を再開する日

例えば、移転が先で満了がまだ先なら、いったん移して残期間を使う案と、残りを精算して入れ替える案を比べます。満了と移転が近い場合でも、旧機返却と新機導入の間に空白ができないかを確認します。新事務所の工事が遅れるなら、機器が届く日より、接続して使える日のほうが後になるかもしれません。

先に決めたいのは「何日なら印刷できなくてもよいか」。空白を許容できない業務があるなら、機種の安さだけで切替日を決めないことです。

引越し業者へ渡す前に、搬入・保守・設定の担当を分ける

複合機の移転は、運んで電源を入れたら終わり、とは限りません。次の表は、依頼時に担当と完了条件を埋めるための提案です。個別機種で必要な作業は、保守担当者へ確認してください。

作業 依頼前に渡す情報 完了条件として書くこと
搬出・搬入 型番、寸法・重量、階数、エレベーター、入口や曲がり角 指定位置へ設置でき、搬送中の事故の連絡先が分かる
保守継続 新旧住所、移設日、現在の保守契約 新拠点で対応する窓口・範囲・開始日が決まる
印刷 PCとOS、接続方法、ネットワーク変更の有無 実際に使うPCから必要な用紙で印刷できる
スキャン 保存先・権限・送信方法 指定した保存先に文書が届き、担当者が開ける
FAXを使う場合 電話番号・回線・切替日 送受信の確認方法と切替中の代替連絡が決まる
旧機を返す場合 保存文書やアドレス帳の扱い、返却先 移す情報と消す情報を分け、作業結果を確認する

契約と設置の窓口は公式の移転相談で確認できます。上表は、その相談へ自社条件を渡すための作業票です。確認日:2026年10月25日。

「保守があるから設定も含まれる」とは埋めず、設定費用と担当を見積書に書いてもらいます。外注先へ渡す情報は、作業に必要な範囲に絞ってください。社内のパスワードを予定表や見積もり依頼へまとめて書く必要はありません。

自分なら、移転前に使っている機能を一度並べます。普段は印刷しか意識していなくても、月末だけスキャンで経理へ送る、注文書はFAXで受ける、という仕事が残ることがあります。再開初日にその仕事までできるか、担当者に確かめてもらう形です。

月額の比較は、同じ終了日までの支払いにそろえる

既存機を残す案と入れ替える案は、見積もりの期間が違うと比べにくくなります。まず比較の終わりを同じ日に決め、次の費用を同じ箱へ入れます。

既存機を移す案は、比較期間中のリース料・保守や印刷の従量分・移設・再設定。入れ替える案は、旧契約の精算・返却と搬出、新機の導入・保守や従量分、切替期間の重複分です。

仮機でつなぐなら、借りる料金だけでなく搬入・搬出と、接続し直す作業も確認します。公式の導入案内には、レンタルで搬入・搬出費がかかる説明があります。短期だから機械代だけで済む、と決めつけないほうがよさそうです。コピー機ドットコムの案内、確認日:2026年10月25日。

まだ分からない金額を0円に置くと、書類はきれいでも判断を誤ります。未確定の欄は見積もりを取り、同じ期間・同じ印刷量で比べてください。残債を含む乗り換えの計算はリース乗り換えの確認、見積書全体の比較は法人の見積もり比較へ進めます。

移転と入れ替えを同時にしない選択も残す

新しい事務所での使い方がまだ決まらない、設置場所や回線が確定していない、旧機の契約書が見つからない。この状態なら、新機を急いで契約するより、まず既存機の継続条件を確認したいです。

反対に、搬入できない、必要な機能が足りない、保守継続の条件が合わないなら、費用だけで既存機を残す理由は弱くなります。使えるかの条件を先に埋め、それから総額へ戻る。この順番なら、移転の勢いだけで長い契約を増やさずに済みます。

最後は、搬入完了と業務再開を別の確認にしてください。機械が新しい床に置かれた日ではなく、必要な人が必要な仕事をできた日を、移転作業の終わりにしましょう。