2階のほうが安い。でも、その箱を持って上がるのは自分です。

たまにしか開けない軽い箱と、毎月使う重い道具。同じ1.6帖に入れるとしても、選ぶ階は分けて考えたいところです。ドッとあーるコンテナの東大和中央で、広さも寸法も同じ1階・2階を比べると、通常月の支払いは月2,200円差でした。

この差を「2階だからお得」で終わらせず、年に何回、何箱運ぶかまで計算しました。自分なら、軽く分けられる荷物で、現地の階段を無理なく使えて、出し入れが少ないときに2階を候補にします。大きくて分けられない家具や、1人では持てない物が主役なら、まず1階から見ます。

同じ1.6帖でも、通常月の支払いは2,200円違う

東大和中央の5D・1.6帖を同じ条件で比べるなら、期間限定の割引を除く通常月は、1階10,870円、2階8,670円です。

公式の物件一覧にある6行を、タイプ・面積・幅・奥行・高さで照合しました。1階と2階で全部が一致したのは、5Dの1組です。どちらも1.6帖、2.51㎡、幅112×奥行224×高さ230cm。以下は、その2区画の1階の見積画面と2階の見積画面をそろえた表です。

通常月の内訳 1階・5D 2階・5D
使用料(税込) 9,350円 7,150円
補償会費 500円 500円
管理費 800円 800円
口座振替手数料 220円 220円
月々の支払い合計 10,870円 8,670円

金額は公式見積の表示額です。確認日:2026-10-23。

使用料だけなら2階は約23.5%安いのですが、同じ補償会費・管理費・口座振替手数料が足されるので、月々の合計では約20.2%の差になります。「賃料が何割引か」より、口座からいくら出るかで比べたほうが迷いません。

東大和中央の同じ広さの区画を比べた例で、ほかの店舗の差額や搬入経路は変わります。

そして、部屋の幅112cmは、階段やドアの有効な通り幅112cmという意味ではありません。同じ容量でも、そこまで運べるかは別に見ていきます。

初回の安さと、割引の最低利用期間を一緒に見る

2026年10月25日開始の見積画面では、初回の支払いは1階25,981円、2階15,825円でした。ただ、これは「1ヶ月使って出るまでの全費用」ではありません。当月と翌月の利用料などをまとめた初回請求です。

初回の内訳 1階・5D 2階・5D
10月の利用料・日割り 2,181円 1,668円
11月の利用料 9,350円 7,150円
10月・11月の補償会費 500円×2 500円×2
10月・11月の管理費 800円×2 800円×2
事務手数料 9,350円 7,150円
メンテナンス費 5,500円 5,500円
値引き前の合計 28,981円 24,068円
WEB契約割引 −3,000円 −3,000円
当月利用料の値引き 0円 −1,668円
翌月利用料の値引き 0円 −3,575円
初回の支払い 25,981円 15,825円

出典:1階の見積画面、2階の見積画面。確認日:2026-10-23。日割りは公式画面の「1ヶ月を30日とする」計算による表示額です。

見積画面に表示された2026年10月25日開始の例です。自分の開始日と区画を選ぶと金額や特約が変わります。

この時点の初回差額は10,156円。お、2階がかなり安く見える! でも、短期利用なら金額の下にある特約まで読みたいです。

2階の見積には、割引は3ヶ月以上の利用が条件とあります。期間内でも正規料金との差額を払えば解約できること、翌月末までの解約ではフリーレント期間の賃料を違約金として払うこと、滞納が起きた月から割引が外れることも書かれていました。

画面の一般の最低利用期間が「11月末」でも、割引を使って同じ条件で終えられる日とは限りません。「最低利用期間」と「安い条件を保てる利用期間」は、ここで分けて読んでおきます。

割引の条件はこの区画の見積画面にある特約です。別の区画にも同じ条件が付くとは限りません。

さらに、物件一覧の割引案内と見積画面の月々の支払い表示だけでは、何月にどの割引が入るかを確定できませんでした。割引が何月分まで続くかは、申込前に月別の見積もりで確かめてください。

公式FAQでは、退去は原則1ヶ月前に予告する月末退去です。引越しやリフォームで使うなら、預ける日だけでなく、荷物を全部出す日も同時に伝えると見積もりを比べやすくなります。

年2回なら1回13,200円、月4回なら550円

両方を同じ通常料金で12ヶ月借りる仮定なら、2階を選ぶことで月々の支払いは計26,400円少なくなります。出し入れを年2回にするか、月4回にするかで、この差の受け止め方が変わります。

両階の公式見積の通常月額から、Pythonで (10,870円−8,670円)×12ヶ月 を計算しました。それを訪問回数、さらに運ぶ箱数で割っています。確認日:2026-10-23。

説明用の訪問ペース 年間の訪問回数 差額を1回の訪問に割り当てると 毎回5箱なら、箱1個の片道移動あたり
預け入れと取り出しの2回 2回 13,200円 2,640円
月1回 12回 2,200円 440円
月4回 48回 550円 110円

年26,400円の差が、月4回・毎回5箱なら、箱1個を1方向に運ぶあたり110円。

数字にしてみると、自分はここで少し立ち止まります。まとめて置いておく物なら2階の安さはうれしい。一方、しょっちゅう使う物なら、1回ずつの差は案外小さくなります。箱を手に持って、階段を何度も往復するところまで思い浮かべたいです。

これは階段作業の賃金でも、実測した負担の金額でもありません。訪問回数と箱数を変えて、同じ価格差を考えるための試算です。1回の訪問で箱を出して戻すなら、往路と復路の両方の箱移動を数えます。箱の重さや持ちやすさは、この割り算には入っていません。

また26,400円は、通常料金が12ヶ月続く部分だけの差額です。初回請求、キャンペーン、退去費、運搬費を含む実際の年間支払総額とは違います。先ほどの初回請求には10月・11月分が入っているので、それに同じ2ヶ月分の月額をもう一度足さないようにします。

自分の荷物で考えるときは、まず「年間の出し入れ予定」と「1回に階段を通す荷物の数」を書けば十分です。使う物が増減しそうなら、少ない月と忙しい月の両方で考えると、契約後の姿が見えてきます。

運搬を頼むなら、2階だけ増える費用を引く

運搬の追加料金や有料の手伝いが必要なら、2階の安さから1階でも必要な費用を引いた増分を差し引きます。自宅から店舗までの運賃がどちらでも同額なら、その全額を2階の不利として数える必要はありません。

公式の運搬サービス案内には、運転手と荷物運搬の手伝いが付く有料サービスがあり、車両や時間などで条件が変わると説明されています。確認日:2026-10-23。

運搬の追加費用は、荷物と経路を伝えて見積もりを取ってください。本文の追加費用は料金表の引用ではなく、差額を考えるための仮定です。

初期・退去・割引の差が同じで、2階のための費用だけが一度増えると仮定すると、通常月の2,200円差で取り戻す月数は次のようになります。

仮定した2階の追加費用 通常月の差額で埋まるまで 計算
5,000円 3ヶ月 5,000÷2,200を月単位で切り上げ
10,000円 5ヶ月 10,000÷2,200を月単位で切り上げ
20,000円 10ヶ月 20,000÷2,200を月単位で切り上げ

通常月額の根拠:1階見積、2階見積。確認日:2026-10-23。Pythonで追加費用を月額差で割り、端数を切り上げました。

たとえば2階を使うための追加費用が10,000円なら、3ヶ月の通常月額差6,600円だけでは埋まりません。5ヶ月なら11,000円になり、通常月の差額が追加費用を超えます。保管が短いほど、入口の安さより搬入・搬出の両方の見積もりが効いてきます。

通常料金で借りる部分と、一度だけ掛かる費用を比べるときは、次の式に自分の見積金額を入れます。

2階を選んで残る差額=通常月額の差×対象月数+契約時の一度だけの手数料差+退去時の一度だけの費用差−2階で増える運搬・手伝い費

手数料・退去費用の「差」は、1階の金額から2階の金額を引く向きです。運搬・手伝い費だけは、2階のほうが多く掛かる分を最後に引きます。退去費が分からなければゼロと決めず、両方の条件を問い合わせます。

この式に、先ほどの初回請求の差10,156円をそのまま足すことはできません。初回には当月・翌月の賃料と割引が含まれています。「対象月数」は通常料金で比較する月だけとし、日割りや割引のある月は、月別明細の実額で別に比べます。契約全体の総額を決めたいときは、その明細をそろえてから足し合わせます。

毎回だれかに手伝いを頼む予定なら、一度きりの追加費用で終わらせず、訪問回数分を足します。行きの搬入だけでなく、最後に荷物を出すときにも、その手配ができるかまで考えておきたいところです。

部屋に入る前に、階段と曲がり角を通れるか

2階を候補に残せるのは、使いたい区画まで荷物を運ぶ方法を確かめられる場合です。料金表の内寸に収まるだけでは、途中の階段や入口を通れるとは決まりません。

公式FAQによると、店舗によって固定式階段か、タラップと呼ばれる移動式階段を使います。鉄製のタラップは重い場合もあり、手伝ってもらうか1階を選ぶことも案内されています。2階利用の公式解説では、固定式階段から先に廊下を歩く区画にも触れています。確認日:2026-10-23。

「移動式なら軽い」「1階ならどの区画でも車を横付けできる」とは決めず、使う場所を順に見ます。

現地でたどる順番 確認すること 荷物メモと合わせるところ
車を止める場所から部屋の手前 荷下ろしできる位置、そこから歩く距離、地面の状態 手で持つ距離が長くても運べる重さか
移動式階段・固定式階段 自分で扱えるか、移動・固定方法、手すりや通り幅 箱を持ったまま扱う想定にせず、スタッフに使い方を教わる
階段の最も狭い所と頭上 手すり・柱などを除いた通り幅、高さ 荷物本体に加え、持つ手と体を置く余地があるか
踊り場・曲がり角・廊下 荷物の向きを変える場所と通路 長い道具や分解できない家具を回せるか
ドアから室内 実際の開口、段差、扉の動く範囲、置く位置 幅だけでなく、運び入れる向きまで確認できるか

階段の種類や車を止められる位置は店舗ごとに違います。契約したい区画までの経路を現地で見てください。

東大和中央の階段幅や踊り場の寸法は、ウェブの料金表だけでは分かりません。

内覧では、いちばん大きい荷物の幅・奥行・高さ・重さを伝え、担当者に経路と扱い方を確認します。数字が分からないまま、扉を斜めに通せば何とかなると見込んで契約するのは避けたいです。分解できる物は、分解後の寸法も一緒に用意すると話が早くなります。

重い荷物が1点混じると、選び方が変わる

軽い箱が中心でも、分けられない重い家具を預けることが主目的なら、その家具を基準に階を選びます。箱の平均的な重さだけで決めると、最後に残った1点で困ってしまいます。

たとえば「衣類の箱をいくつか」と「分解できない棚」を一緒に預ける場合。衣類は小分けにできても、棚は同じようにはできません。2階へ運ぶために専門の運搬が必要なら、その見積もりと希望の終了日をそろえてから1階と比べます。1階でも入口を通れるかは、もちろん別に確認します。

公式の2階利用解説も、大きい・重い荷物、頻繁な出し入れ、手伝いがいない場合の負担を挙げています。確認日:2026-10-23。

自分なら、次の条件では先に1階を見ます。

  • タラップの移動や階段での運搬を1人で行うのが難しい。
  • 重い物、長い物、分解できない物を何度も取り出す。
  • 使いたい日に手伝いを頼めるかが決まっていない。
  • 短期利用で、2階の追加運搬費を吸収できるほどの月額差が残らない。

反対に、持てる重さへ小分けにできる箱を、しばらく置いたままにするなら2階の安さを検討しやすくなります。現地で扱えることを確かめたうえで、その箱数と訪問予定を先ほどの表に入れてみます。

重い物だけ1階、軽い物は2階、と2区画に分けたくなったときは、追加の利用料や初期費用も見積もり直します。最初の月2,200円差だけを見て分けると、区画を増やす費用が抜けてしまいます。

見積もり2枚と、運ぶ荷物のメモをそろえる

1階も2階も使える経路が確認できたら、同じ広さ・同じ開始日・同じ終了予定で、両方の見積もりを取ります。残すメモは、次の内容で十分です。

  • いちばん大きい荷物の寸法・重さと、分解できるか。
  • 運ぶ箱数と、1回で出す・戻す荷物の数。
  • 年間に何回取り出すか、1人で行くか手伝いを頼むか。
  • 初回支払、割引が入る月、通常月の全費用、終了時の費用と予告期限。
  • 2階だけ増える搬入・搬出費、手伝いの費用。

運搬業者へ相談するなら、荷物だけでなく「2階で、どんな階段を使うか」まで伝えます。現地の階段写真と、曲がり角・入口の寸法が分かるメモがあると、単に「1.6帖に入る量」と伝えるより条件をそろえられます。

自分で運べる軽い箱を、少ない回数で出し入れするなら2階。重い一体物や頻繁な出し入れがあるなら、1階から比べる。

東大和中央の例では月2,200円差でした。その差を何回の階段作業と交換するか。部屋の広さだけでなく、そこへ通う自分の予定まで入れて決めたいです。