カレンダーを作ろうと思って写真アプリを開く。春の公園、夏の水遊び、秋の散歩、クリスマス。写真はあるのに、来年の机に置いたときの12枚が見えてこない。
「これ、どれを選べばいいんだろう」と、同じような写真をスクロールしている時間がいちばん長かった。子どもの顔が大きく写っている一枚はかわいい。でも、月をめくるたびに同じようなアップが続くのも、なんだか違う。
そこで最近は、撮る前にAIと相談するようにしている。完成したカレンダーを作ってもらうためではない。何月に、どこで、誰をどちら側へ置いた写真を撮りたいのか。その下書きを見せてもらうためだ。
まず、写真が入る場所を見た
TOLOTの卓上カレンダーは、写真12枚を使う。木製スタンドに差し替えて使う型では、正方形の写真枠と、横長の全面写真枠がある。日付は商品側で配置されるので、自分で日付入りの画像を作る必要はない。
確認日:2026-10-15。TOLOTの仕様ページで、正方形レイアウトの推奨画像サイズは縦1461×横1461px、全面レイアウトは縦1461×横2122pxと確認した。これは推奨する入力画像の大きさで、印刷物の寸法ではない。商品ページには、写真12枚を使う案内がある。
ここを先に見ないで「いい写真を撮ろう」とすると、話がぼやける。正方形なら顔だけ寄りすぎない方がいい。全面写真なら、手前から奥まで少し景色が入っている方が、月の一枚として息がしやすい。日付をどこへ置くかは、TOLOTに任せればいい。自分が考えるのは、写真の中で誰がどこを見るかだった。
撮る前に、12か月の写真を決めた
この相談の前に、TOLOT卓上カレンダーの仕様ページで正方形と全面写真の枠を確認した。確認日:2026-10-15。日付は商品側で入るから、ここでは写真の中の余白だけを考える。
いちばん役に立ったのは、AIに「カレンダーを作って」と頼むことではなかった。「4月の一枚なら、子どもは右と左のどちらにいた方がいい?」と聞くことだった。
最初は、冬の一枚をただ「クリスマスの家族写真」として考えていた。たぶん、ツリーの前に全員が並ぶ。毎年同じやつ。悪くないけど、それだけだと写真フォルダの中で眠っている一枚と変わらない。
相談しながら、12月はツリーを主役にしないことにした。子どもは窓際のツリーに近づき、画面の右端に少し寄せる。左側には、照明の光とリビングの余白を残す。東京の自宅なら、外が真っ暗になり切る前の時間がよさそうだ、と決めた。ツリーを全部入れるより、飾りを触ろうとする横顔の方を残したい。そう思ったら、撮るときに立つ場所まで決まった。
春なら井の頭恩賜公園で、桜を背にして子どもを真ん中に立たせるのではなく、画面の端へ歩いていくところを撮る。夏は濡れた服のアップではなく、少し離れて水面も入れる。全部を計画通りには撮れない。それでも、画面のどちら側を空けたいかだけ決めておくと、シャッターを切るときに迷わない。
AIには、こんなふうに相談している。
東京都三鷹市の自宅のリビングで、12月のフォトカレンダー用に撮影する写真の構図を考えてください。人物は30代前半の父親、30代前半の母親、幼い娘の3人。娘は小さなクリスマスツリーの飾りに手を伸ばし、父親と母親は画面端に一部だけ入る。TOLOT卓上カレンダーの横長の全面写真枠、横2122×縦1461px、約1.45:1を想定し、娘の顔と手を切らず、室内の左側に自然な余白を残す。日本の普通のマンションの夕方、スマートフォンの標準カメラ、少し生活感のある背景。完成カレンダー、日付、月名、文字、ロゴ、商品画面は描かない。架空の家族として、構図の相談用の一枚にする。
ChatGPTの画像生成の案内では、文章で画像を依頼し、参考画像があれば添えられる(2026年10月15日確認)。ここで欲しいのは、人物の位置と余白が分かる下書きだ。横2122÷縦1461は約1.45なので、相談文の比率もそれに合わせた。ただし、指定どおりの寸法で出力される保証にはならない。最後はTOLOTの枠へ実写真を入れて確かめる。
このまま使ってもいいし、場所を「東京都三鷹市の自宅」から「井の頭恩賜公園」に替えてもいい。大事なのは、きれいな絵を出すことではなく、実際のカメラをどこへ向けるかが見えること。
12か月分を考えると、行事が思いつかない月もある。そんな月まで特別な撮影を増やす必要はない。たとえば6月なら玄関に並んだ雨靴、9月なら帰り道で拾った葉を見ている手元でも、季節の候補になる。これは撮影案の例。毎月のイベントを埋めるより、机に置いて一か月眺めたいかで選びたい。
余白は、撮ったあとより撮る前に作る
AIの見本を見てから撮ると、子どもを画面の真ん中に置かなくてもいい、と気づく。むしろ、端にいる方が、その日の部屋や公園まで残ることがある。
これはフォトブックでも同じだった。しまうまプリントのフォトブック入門には、複数写真の配置や、横長写真を使いやすい見開きの例がある。確認日:2026-10-15。フォトブックにするなら、主役を大きく撮る一枚と、少し引いて場面が分かる一枚を最初から混ぜておくと、後からページを並べやすい。
クリスマスのポストカードにも、このやり方は使える。一枚の写真に短い言葉を添えたいなら、文字は画像生成に書かせず、実写真の片側に少し落ち着いた場所を残す。カードの宛名や文字の仕様は別に確認がいるけれど、写真を撮る段階なら、余白のある一枚を一緒に残しておけばいい。
実写12枚を並べて、ようやくカレンダーになった
AIとの相談で決めたのは、写真の完成形ではない。撮影のときに思い出す、小さな指示だけだった。
4月は景色を入れる。8月は濡れた顔より、水面。12月はツリーの前で並ばない。そんなメモを見ながら撮った写真から、12枚を選んでTOLOTに入れる。選んだデザインの写真枠に合わせ、顔や手が切れていないかを一枚ずつ確認する。見本では気にならなかった背景の物も、ここでは実写真を見て調整した。
実写12枚がそろったら、TOLOTの卓上カレンダー作成ページで、正方形と全面写真のどちらにするかを一枚ずつ確認する。まずは、来年の一枚をどんな景色にしたいか。そこが決まると、写真は少し選びやすくなった。



