紙のことなんて、注文画面では分かりません。
しまうまプリントでA4・ライト・アンパンマン表紙の1冊を作って、届いた本を開いたときのことです。写真はちゃんと写っているのに、ページが少し浮いている。一枚ずつがうっすら反っている。画面で選んでいたときには気づかなかった手ざわりが、そこにありました。
だからこの記事では、値段ではなく紙の話をします。実際に手に取って分かったことと、公式で分かることを、混ぜずに置いておきます。
本文の紙は、思っていたより薄かった
届いたA4ライトの本を開くと、見開きの中央が少し持ち上がりました。開いたまま置いても、ページは真横にはならず、ふわっと浮きます。製本は無線綴じで、糊で固めて綴じる作りなので、糸で綴じた本のような開き方にはならないのだと思います。製本が無線綴じというのは公式の記載。実際の開きぐせや綴じ目近くの見え方は未確認。
いちばん気になったのは、本文の紙でした。つや消しのマット紙で、照明を当ててもテカらないので写真は落ち着いて見えます。そのかわり、指でめくると紙が薄くしなります。厚手の写真集のような、めくりごたえはありません。子どもが自分でめくる一冊には扱いやすい薄さですが、1枚ずつ眺める記念の一冊を思い描いていると、少し肩すかしを食らいます。
公式の仕様ページでも、ライトの本文はマット紙、印刷はレーザープリンター4色(CMYK)と書かれています(サイズ・仕様|しまうまプリント、確認日:2026-10-16)。ライトは公式に「コスパ抜群」で「まずはフォトブックを作ってみたい方におすすめ」と紹介されている、いちばん軽い区分です。

正直に書いておくと、自分の1冊だけでは、無線綴じで見開きがどの程度平らに開くか(実物)までは分かりません。開きやすさの細かい違いは見開きの開き方の記事に譲ります。
3仕上げで、本文の用紙と印刷方式はここまで違う
紙で選びたいとき、変えるのは判型ではなく仕上げです。同じ通常フォトブックでも、ライト・スタンダード・プレミアムハードで本文の用紙と印刷方式が変わります。サイズ・仕様|しまうまプリント(2026-10-16確認)で並べると、こうなります。
| 仕上げ | 本文の用紙 | 印刷方式 | 最短発送 |
|---|---|---|---|
| ライト | マット紙 | レーザープリンター 4色(CMYK) | 翌日 |
| スタンダード | フォトラスター紙 | デジタルオフセット 6色(CMYK+LC+LM) | 3日後 |
| プレミアムハード | プレミアムサテン紙 | インクジェット 7色(CMYK+PC/PM/Gray) | 5日後 |
製本は3仕上げとも無線綴じです(同じ公式ページ、2026-10-16確認)。公式の説明も仕上げごとに言葉が違います。スタンダードは「半光沢の写真専用用紙を使った6色印刷で、色・質感をより美しく再現」、プレミアムハードは「中の紙には高級感のあるサテン紙を使用」。用紙の名前も印刷方式も別物なので、仕上がりの印象は変わります。
ただし、これは公式の記載であり、用紙の厚さ(mm)・坪量の数値は公開されていない。同じ元画像を仕上げ間で刷り比べた比較ではなく、紙の優劣は示さない。だから「写真集くらい厚いのか」を知りたい人に、この記事は答えを持っていません。手元の1冊で言えるのは、実際に触ったライトの本文が写真集のようには厚くなかった、ということだけです。

紙質が気になる人は、どこで決めるか
結論は、紙をどこまで求めるかで分かれます。安さと速さを取りたい日常づかいならライトで足ります。紙の質感や発色にこだわりたいなら、本文の用紙が変わるスタンダードを見てください。仕上げごとの比較は仕上げの比較記事にまとめています。
ただ、厚みを期待して仕上げを上げるのはおすすめしません。本文用紙の厚さ(mm)・坪量の数値も、同じ写真を3仕上げで刷り比べた実物比較も無いので、厚い紙が欲しいという理由で上位を選ぶ根拠はありません。自分も厚さは測っていません。
自分の経験では、上位の仕上げでも本文の紙が想像より薄く、小さな子に渡すのをためらったことがあります。金額を足せば紙が厚くなる、というほど単純ではないようです。自分はまずライトで1冊作りました。開いたときの薄さは少し気になりましたが、子どもがめくる一冊としては扱いやすく、作り直しませんでした。次に贈り物で作るときは、本文の用紙と印刷方式を変えるためにスタンダードを見ます。
紙の厚さは、注文画面の数字では分かりません。だからこそ、自分の用途(日常づかいか、残す一冊か)を先に決めておくと、届いたときの違いも判断しやすくなります。


