ConoHa VPS 3.0の自動バックアップは1日1回取得され、デフォルトで14世代、最大30世代まで保持されます。30世代を選ぶと約1ヶ月分が残る計算です。戻せるのは取得元のサーバーだけで、バックアップから別のサーバーを作ることはできません(自動バックアップについて(サポートFAQ)、2026-10-18確認)。直前の状態へ一時的に戻したいだけならスナップショット、別のサーバーを用意したいならイメージ保存、と役割が分かれます。
先に結論を並べます。常用の復旧点を残すなら自動バックアップ、その日の操作を取り消すだけならスナップショット、別サーバーの作成や長い保管ならイメージ保存です。VPS2.0の自動バックアップは週1回・最大3世代で世代数は変更できませんが、自動バックアップからイメージ保存を作成できる点がVPS3.0と異なります。この記事は、3つの復旧手段を同じ条件でそろえた比較と、VPS3.0とVPS2.0の違い、対象外の条件、世代数を減らしたときの扱いを整理します。
自動バックアップで何世代まで戻せるか
自動バックアップは1日1回取得され、保持できる世代数は14〜30世代です。設定できるのは14世代から30世代までで、1世代単位でコントロールパネルから変更します。30世代を選ぶと約1ヶ月分を保持できます。
2026年7月1日以降に申し込んだ自動バックアップは日次で取得されます。それ以前に申し込んだものは週次バックアップのままで、日次へ切り替えるには一度無効化して再度有効化する必要があります。取得する時刻はシステムが自動で割り当てるため、指定できません。戻せる先はバックアップの取得元サーバーで、その取得時の状態へ戻します。
出典は自動バックアップ|ConoHa VPS 3.0 ドキュメント(2026-10-08更新、2026-10-18確認)です。
自動バックアップ・スナップショット・イメージ保存のどれを選ぶか
3つの復旧手段は、保持できる期間と別サーバーを作れるかで役割が分かれます。2026-10-18に確認した公式ページの記載を、サーバー1台・対象は基本ディスク・料金は税込の月額という条件にそろえて並べました。取得や復元を実際に実行した記録は含みません。
| 見ている点 | 自動バックアップ | スナップショット | イメージ保存 |
|---|---|---|---|
| 保持期間・世代数 | 1日1回・デフォルト14世代、最大30世代(30世代で約1ヶ月分) | 1ボリュームにつき1世代のみ。作成から24時間で自動削除 | 複数保存できる。作成・追加ディスク作成に使われず90日を経過すると削除対象(容量を追加契約していれば対象外) |
| 取得のしかた | 自動で毎日取得する。時刻はシステムの自動割り当てで指定できない | 自分で取得操作をする。VPSを止めなくても取得できるが整合性のため停止を推奨 | 自分で取得操作をする。停止中のサーバーでのみ実行できる |
| 戻し方 | 取得元のサーバーを、バックアップ取得時の状態へ戻す | 復元すると復元先ボリュームの現在のデータを上書きし、取り消せない | 保存イメージからサーバーを再構築する、または新しいサーバーを作成する |
| 別サーバーの作成 | できない。VPS3.0は取得元へのリストアのみ | できない。ボリュームの復元に限られる | できる。他のリージョンへ複製もできる |
| 料金の表示 | 容量別の月額と、世代数拡張の追加料金 | このドキュメントに料金の記載がない | 50GBまで無料。追加500GB毎に月額が加算される |
出典は自動バックアップ(VPS 3.0ドキュメント)、スナップショット(VPS 3.0ドキュメント)、保存イメージ(サポートガイド)(いずれも2026-10-18確認)です。
使い分けの結論は、置き換えではなく併用です。毎日戻せる復旧点が欲しいなら自動バックアップを契約し、その日の操作を取り消したいだけならスナップショットを取ります。別のサーバーを作りたい、または長く取っておきたいならイメージ保存を使います。スナップショットは24時間で消えるため、その日の作業を戻す用途に限ります。
VPS3.0とVPS2.0で自動バックアップは何が違うか
同じ「自動バックアップ」でも、VPS3.0とVPS2.0では世代数と戻せる範囲が異なります。2026-10-18に確認したサポートFAQとVPS 3.0ドキュメントの記載を並べます。
| 見ている点 | ConoHa VPS 3.0 | ConoHa VPS 2.0 |
|---|---|---|
| 取得頻度 | 1日1回 | 1週間に1回 |
| 保持できる世代数 | デフォルト14世代、最大30世代 | 最大3世代 |
| 世代数・取得時間の指定 | 世代数は14〜30世代の範囲で1世代単位に変更できる。取得時刻はシステムの自動割り当てで指定できない | 取得する間隔・時間の指定も世代数の変更もできない |
| 別サーバーの作成への利用 | 自動バックアップからは別サーバーを作成できず、別サーバーでの再構築にも使えない(取得元へのリストアのみ) | 自動バックアップからイメージ保存を作成でき、そのイメージで別サーバーを再構築・作成できる |
| 日次バックアップへの切り替え | 2026年7月1日以降の申し込みは日次。それ以前の申し込みは週次のままで、日次にするには一度無効化して再度有効化する | このFAQには日次へ切り替える手段の記載がない |
出典は自動バックアップについて(サポートFAQ)と自動バックアップ(VPS 3.0ドキュメント)(いずれも2026-10-18確認)です。
判断は目的で分けます。細かい復旧点をたくさん残したいならVPS3.0、自動バックアップから別サーバーを作りたいならVPS2.0の挙動を前提にします。なお機能紹介ページ(2026-10-18確認)はバージョンを分けずに「バックアップからサーバーの再構築を行ったり、バックアップをイメージとして保存し、それをベースに新しいサーバーの作成をする」と説明します。サポートFAQはこのうち別サーバー作成をVPS2.0の挙動として説明し、VPS3.0では使えないと明記しています。契約中のサーバーがどちらのバージョンかは、サーバー情報の表示で確かめてください。
対象になるディスクと、対象外のプラン・容量
自動バックアップとイメージ保存の対象・対象外は次のとおりです。
- 自動バックアップが対象にするのは、VPSの基本ディスクと追加ディスクです。
- メモリ512MBプランでは、自動バックアップを利用できません。
- 1TB以上の追加ブロックストレージは、自動バックアップとイメージ保存の対象外です。
- イメージ保存を実行できるのは停止中のサーバーだけで、保存元はVPS(rootボリューム)と追加ディスクから選べます。
- メモリ1GB以上プランで取得した保存イメージは、メモリ512MBプランのVPSへは適用できません。
出典は自動バックアップ(機能ページ)、ConoHa VPS 料金・スペック、保存イメージ(サポートガイド)(いずれも2026-10-18確認)です。
世代数を減らす・自動バックアップを止めるときに何が起きるか
- 保存世代数を現在より少ない値に変更すると、保持範囲外となった古い世代のバックアップは日次の削除処理により順次削除され、復元できません。
- 削除が何日で完了するかの具体的な日数は、公開ページに記載がありません。
- 自動バックアップを無効化しても、それまでに残っているバックアップからはリストアでき、残っているバックアップには料金が発生しません。
- 日次バックアップへ切り替えたいときも、一度無効化して再度有効化する操作を行います。
出典は自動バックアップ|ConoHa VPS 3.0 ドキュメント(2026-10-18確認)です。
設定前に確認する費用条件
自動バックアップは容量別の月額で、100GBが363円、世代数を増やす拡張は100GB・1世代あたり66円です。いずれも税込の表示です。
| 有料オプション | 容量・単位 | 月額(税込) | 時間単価(税込) |
|---|---|---|---|
| 自動バックアップ | 100GB | 363円 | 0.7円 |
| 自動バックアップ | 200GB | 847円 | 1.3円 |
| 自動バックアップ | 300GB | 1,210円 | 2円 |
| 自動バックアップ | 500GB | 2,057円 | 3円 |
| 自動バックアップ | 600GB | 2,420円 | 3.7円 |
| 自動バックアップ | 700GB | 2,904円 | 4.2円 |
| バックアップ世代数拡張 | 100GB・1世代あたり | 66円 | 0.11円 |
| イメージ保存 | 50GBまで | 無料 | ― |
| イメージ保存 | 追加500GB毎 | 1,650円 | 2.4円 |
出典はConoHa VPS 料金・スペック(2026-10-18確認)です。
選んだ世代数に応じた合計月額の計算式は公開ページにないため、実際の合計は設定・申し込み前の管理画面の確認画面で確かめます。ここに挙げた価格は2026-10-18時点の表示で、キャンペーン等で変わることがあります。
この記事で試していないこと
この記事が実際にしたのは、2026-10-18に公式ページを読んだことまでです。次のことは試していないため、断定しません。
- バックアップやスナップショットの取得・復元・削除を実行した操作記録はありません。記載はすべて公式ページの説明の範囲です。
- 復元にかかる時間や成功率、削除が完了するまでの日数は測っていません。
- VPS3.0で別サーバーを作るための公式の代替手順は確認できていません。
- 料金は容量別の単価までで、選んだ世代数に応じた合計月額は確認していません。
出典ごとの限界と未確認
出典ごとの限界と未確認を、確認した内容のまま残します。
- cv-autobk-v3-doc-20261018(自動バックアップ(VPS 3.0ドキュメント)): Ver.3.0のドキュメント(最終更新2026年10月8日)であり、VPS2.0やWindows Serverの自動バックアップ仕様は対象外。世代数ごとの合計月額はこのページに記載がない。未確認は、バックアップの取得時刻が日ごとに何時になるか(システムが自動割り当てで指定不可とだけ記載)、14世代から減らしたときに何日で削除が完了するかという具体的な所要日数です。
- cv-autobk-faq-20261018(自動バックアップについて(サポートFAQ)): サポートFAQの記載であり、世代数や料金の詳細、対象ディスクの範囲はこのページだけでは確定しない。VPS3.0で別サーバーを作りたい場合に使える代替手段(イメージ保存の可否)は明記されていない。未確認は、VPS3.0の自動バックアップからVPS2.0と同じようにイメージ保存を作れるようになる予定があるか、VPS2.0の自動バックアップを日次へ切り替える手段があるかです。
- cv-autobk-feature-20261018(自動バックアップ(機能ページ)): この機能紹介はバージョンを区別せずに機能を説明しており、VPS3.0では別サーバー作成に使えないというサポートFAQの記載と食い違って見える。対象ディスクの例外(1TB以上の追加ストレージ)や世代数の初期値はこのページに書かれていない。未確認は、機能紹介ページの「新しいサーバーの作成」がVPS3.0とVPS2.0のどちらの仕様を指すか(明示がない)です。
- cv-autobk-pricing-20261018(ConoHa VPS 料金・スペック): 公開されているのは容量別の単価表で、選んだ世代数に応じた合計月額の計算式は掲載されていない。実際の合計は管理画面の確認画面で確認する必要がある。キャンペーン等による変動はこの表に反映されない。未確認は、容量(例:100GB)が何の合計量を指すか(バックアップ全体か、プランのディスク容量か)の明示、14世代や30世代を選んだときの月額合計の計算方法です。
- cv-snapshot-v3-doc-20261018(スナップショット(VPS 3.0ドキュメント)): Ver.3.0のドキュメント(最終更新2026年7月1日)であり、VPS2.0のスナップショットや自動バックアップとの優先順位は扱わない。料金はこのページに記載がない。未確認は、スナップショットの料金が無料か有料かの明示です。
- cv-image-save-20261018(保存イメージ(サポートガイド)): サポートガイドの手順記事であり、イメージ保存の料金や容量上限、自動バックアップとの重複課金の扱いは書かれていない。90日の起点が最終使用か作成日かは明記されていない。未確認は、90日の起算日(作成日か最終利用日か)の明示、イメージ保存の容量上限です。
これらの限界はあっても、3つの復旧手段のどれを選び、何世代まで戻せるかを決めるには影響しません。料金の合計は契約前に管理画面の確認画面で確かめてください。







