実家の母は、娘の写真を待っている。LINEで送ると「いいね」だけ返ってくる。あとで聞くと、スマホの画面は小さくて、よく見えていなかったらしい。
フォトブックは何冊か贈ったことがある。けれど本は、めくる人が棚から出さないと開かれない。壁に掛かっていれば、ごはんの支度をしながら毎日目に入る。そう考えて、TOLOTでカレンダーを作ることにした。
卓上か、壁掛けか
まず迷ったのは、置くのか掛けるのかだった。
卓上なら、実家の電話台の脇に収まりそうだった。ただ、実家の台所には、帰省するたび去年のカレンダーが掛かったままになっている。母は日付欄に予定を書き込む人だ。使い方がもう壁掛けに決まっているのに、卓上を贈るのは違うな、と思った。
もうひとつ、写真の大きさがあった。壁掛けは、開くと上が写真、下がカレンダーになる。離れて立っていても孫の顔が分かるくらいの大きさがほしかった。
2026-10-24に確認した公式仕様は、見開きで横297mm×縦423mm、閉じると横297mm×縦213mm。標準デザインは1部990円、写真表紙は1部1,090円で、いずれも税込だ。
母に贈るなら、安さだけでなく「毎日目に入る場所」に収まるかが先だった。机や棚で眺める人、壁に掛ける場所がない人なら、卓上を先に考える。形式ごとの違いはTOLOTカレンダーの種類比較にまとめている。
前年の同じ月から、写真を掘る
壁掛け用に選んだのは、月に1枚ずつの12枚だった。
選び方はフォトブックと同じにした。その月の前年を掘る。7月なら去年の7月をフォルダから出して、汗ばんだ顔でかき氷を食べている写真を入れる。季節が合うと、めくったときに「今」の写真に見える。
行事がある月はすぐ決まる。5月はこいのぼり、10月は運動会。困ったのは2月だった。去年の2月は、娘の写真をほとんど撮っていない。フォルダを前後に行ったり来たりして、結局、雪の日に窓へ顔を押しつけている一枚を持ってきた。行事ではないけれど、あの月の家の中が写っている。
もうひとつ引っかかったのが七五三の写真だった。いちばん気に入っているのは縦長の一枚なのに、壁掛けの写真枠は横長だ。入れてみると祖父と祖母の顔の上で切れた。諦めて、参道を歩いている横の一枚に変えた。大きく見せたい写真ほど横構図から探す。次は最初からそうする。
公式仕様の推奨画像サイズは横4176×縦2975ピクセル以上(2026-10-24確認)。ただ、画素数が足りていても、顔が枠から切れてしまえば困る。贈る前に見たいのは、写真の大きさと、写ってほしい人が収まっているかの両方だ。
注文日と受取日の正確な日付はこの記事では示していないので、配送日数は自分の記憶による目安です。
はじまりは11月にした
注文したのは10月の半ばだった。届いてすぐ使ってもらいたくて、11月始まりにした。
翌年の1月始まりなら、届いてから使い始めるまで待つことになる。その年の1月始まりなら、もう過ぎた月が多い。年末まで待たずに贈れるのは、カレンダーを選んでよかったところだ。
今から作る場合も、開始月を先に決めたい。TOLOT公式ブログには、年間カレンダーは1〜12月の好きな月から始められ、2026年7月から卓上と壁掛けのウェブアプリ版でも開始月を選べるとある(2026-10-24確認)。開始月を選べても、希望の年月が注文できるかは、作成画面で確認してください。
壁掛けには13ヶ月目のカレンダーも付く。11月始まりなら、翌年11月の日付まで載る仕様だ。公式仕様を2026-10-24に確認した。
自分はゆうメールを選んだ。公式仕様の配送期間は注文後1〜2週間程度で、発送後の配送期間も含む。ここにある配送日数は目安で、到着日を約束するものではありません。誕生日など渡したい日があるなら、使い始める月だけでなく、注文時の発送予定も見ておきたい。
配送先は実家のまま
配送先には、実家の住所をそのまま入れた。
公式ヘルプでは、金額の分かる納品書や領収書は封筒に入れず、プレゼント包装は扱っていない(2026-10-24確認)。うちは母が包装を気にするタイプでもないので、素の封筒のままでよかった。箱やリボンも含めて贈りたいなら、自分で受け取って包む方が合う。
配送はポスト投函で、ゆうメールは送料無料、追跡なし。ネコポスは追跡ができる。ネコポスの送料は、2026-10-24時点で仕様ページが230円、ヘルプが210円と案内していた。送料は仕様ページとヘルプで異なるため、支払い前の注文画面で確認してください。
自分は急いで届ける理由がなかったので、無料のゆうメールにした。注文して数日後に発送通知のメールが来て、母には「TOLOTというところから、何か届くよ」とだけ電話しておいた。
直送すると、自分は届く前に印刷の仕上がりを手に取れない。写真の切れ方や住所を注文前に見直すのは、その分大事になる。
「届いたよ」の電話
届いたという電話が来たのは、発送メールから一週間ほどあとだった。
封筒を開けた母は、まず写真の大きさに驚いていた。「こんなに大きいのね」。台所の、去年のカレンダーが掛かっていたのと同じ場所に掛け替えたらしい。もともと壁に刺さっていた小さなピンに、そのまま掛かったそうだ。
フック穴は直径3mmという公式仕様なので、贈る相手のフックが太い場合は先に確かめたい(2026-10-24確認)。
「毎月めくるのが楽しみ」と言っていた。フォトブックは棚に入るけれど、カレンダーは壁に残る。ごはんを作りながら孫の顔が見える。自分にとっても、写真を送るだけより、ずっと「届いた」感じが強かった。
来年も、同じ形でいいか
母には合ったけれど、全員に壁掛けを贈ればいいわけではない。
壁に場所があるか。写真と一緒に予定も書きたいか。届いてすぐに使いたいか。それを聞いてから写真を選べば、形や開始月で迷い直さずに済む。
来年は写真を探すところからだ。前の原稿が残っていても、そのまま再注文すれば年や写真まで新しくなるわけではない。作り直しと同じ内容の増刷の違いは、保存・再開と再注文の確認点で整理している。
母には「来年もこれでいい?」と聞いてある。答えは、返事の早さで分かった。






