粗さは「元の画像の大きさ」と「どれだけ大きく置くか」で決まる

フォトブックが届いてから「この写真だけ粗い」と気づくことがあります。原因の多くは、元の画像が小さいか、小さい画像を大きく置いたかのどちらかです。しまうまプリントは出力解像度を300dpiと案内していて、サイズごとに推奨画素数を公開しています。

推奨画素数(2026年10月13日確認)

サイズ 1ページ全面 見開き全面 表紙
文庫 1,358×1,866 2,598×1,866 1,476×1,984
A5スクエア 1,866×1,866 3,614×1,866 1,984×1,984
A5 1,866×2,598 3,614×2,598 1,984×2,716
A4 2,598×3,425 5,078×3,425 2,716×3,543

単位はピクセルです。1ページに4枚並べるなら、1枚あたりに必要な大きさはこれより小さくなります。公式も、配置する大きさと解像度の組み合わせで必要画素数は変わると書いています。

逆に、ある大きさを超えた画像はすべて同じ解像度で出力されます。カメラの画素数が高いほどきれいになる、というわけではありません。

確かめたい3つの場面

見開きに1枚を大きく置くとき。 横幅が1ページの約2倍必要になります。たとえば1,200万画素クラスのスマホ写真(4,032×3,024ピクセル)は、A5やA5スクエアの見開きなら推奨の横幅を超えますが、A4の見開き(5,078)には届きません。これは公表値からのKumyuの計算です。A4で見開きを多用するなら、元画像の大きさを先に確かめてください。

大きくトリミングするとき。 写真の一部だけを切り出すと、使うピクセル数が減ります。4,032ピクセル幅の写真を半分に切ると約2,000ピクセルで、A5の1ページ全面(横1,866)はぎりぎりです。顔だけを大きく切り出すなら、その写真は小さく置く方が安全です。

LINEやSNS、メールで受け取った写真。 公式は、メールやSNS、クラウドサービス経由で保存した画像はサイズが縮小されていることがあると説明しています。祖父母や友人から送ってもらった写真は、できれば元の画像をもらい直してください。

取り込めない画像、取り込めても注意な画像

条件 PC アプリ
縦横720ピクセル未満 取り込めない 取り込めない
1024×768ピクセル未満 — 品質が下がる可能性
大きすぎる画像 5,080ピクセル以上はリサイズされる 6,750ピクセルを超えると配置できない。先に縮小が必要
ファイル容量 30MB未満 30MB未満

小さな画像を画像編集ソフトで引き伸ばすと取り込めるようにはなりますが、細部は粗くなると公式も書いています。引き伸ばしは、ほかに代わりのない1枚だけにしておくのがよいと思います。

色は、プレビューでは確認できない

自動補正(色補正)は初期設定で有効です。PCも新アプリも、1枚ごとにも全ページまとめてもオン・オフを切り替えられます。注意したいのは、編集画面のプレビューは補正前の元画像のままで、補正後の色は事前に確認できないことです。

公式が補正を外すことをすすめているのは次の写真です。

  • カメラマンが撮影した写真、イラスト
  • 水族館の水槽やダイビングの水中写真
  • すでにアプリなどで色を調整した写真
  • 単色の面積が多い写真
  • 白黒写真

白黒写真は補正を外しても、RGBかCMYKのJPEGを前提に印刷するため、わずかに色が寄った白黒になると説明されています。完全なグレーを期待する写真は、試しに少量で確かめるのが確実です。

補正を外した場合、画面は印刷より明るく見えるので、暗めの写真は思ったより暗く仕上がることがあります。生産するプリンターによる色の差もあると公式は書いています。

端の切れ方も一緒に見る

PCの編集画面に出る紫色の斜線エリアは、断裁で切り落とされる可能性がある範囲です。斜線そのものは印刷されません。顔や、自分で画像に入れた文字がここにかからないように置きます。全体を収めたいときは「画像を枠にフィットさせる」のチェックを外します。ただしフチなしレイアウトでチェックを外すと、紙の端に白いフチが出ることがあります。

注文前の全体の確認は30分以内のキャンセルとチェックリストにまとめています。1年分のように写真が多い本なら、年間アルバムの作り方とあわせて、見開きに使う写真から先に大きさを確かめると手戻りが減ります。

この記事の結論

粗さを防ぐには、見開きと大きなトリミングに使う写真の画素数を先に確かめ、LINEやSNS経由の写真は元の画像をもらい直します。色はプレビューで確認できないので、イラスト・加工済み・白黒・水中の写真は補正を外します。